2023年8月15日 職員勉強会「高齢者虐待と拘束」
駅前温泉館では、毎月第3火曜日に、職員を対象にした勉強会を開催しています。
すべての部署の職員が対象であり、内容も、介護業務に関する知識、感染症対策、栄養について、接遇やマナーなど様々な事をテーマにしています。
本日のテーマは「高齢者虐待と拘束」
今回の勉強会を実施するにあたり“自覚していない虐待”について考えてみました。
「ご入居者の方が不快と感じる事を考えてみる」ことが必要ではないかとの思いから、今日は職員を対象に高齢者疑似体験を行ないました。
埼玉県社会福祉協議会より、高齢者疑似体験グッズをお借りしました。
職員の多くは、体力的にまだまだ元気な方が多いです。
身体機能に制限をかけた状態で日常動作がいかに変化するか、
その状態で介護を受けるとどんなことを感じるか、皆で体験してみました。
視界がいつもより狭くなり、関節が思うほど曲がりません。
歩きにくいし、服のボタンを留める動作もぎこちなくなります。
車椅子に乗って、押してもらいます。
な、なんだか早く感じる・・・!
ご入居者の方がこんな状態で生活されているのだと思うと、本当にその方のペースに合わせて、館内の移動やコミュニケーションなど、改めて色々と寄り添った心配りが必要だなと感じました。